治らない腱鞘炎の治し方!本当に腱鞘炎?問診を見直し誤診をなくす

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こんにちは、松本です。
 
今回は、美容師の50代女性Oさんの治療を、
紹介させていただこうと思います。

 
 
 
Oさんは妻を担当してくれている美容師さんで、
カットやカラーをしてもらっている間、
頻繁に左手を押さえていたので妻が聞いたそうです。

 
 
「どうしたんですか?」
「うーん・・・ちょっと親指が痛くて・・・」
顔をしかめながら答えるOさん。

 
妻は日ごろから僕の治療の話を聞いているので、
美容師さんの親指の痛み=腱鞘炎だと思ったらしく、
僕の治療院はOさんの自宅から遠いので、
Oさんに近くの整骨院に行くように勧めました。

 
 
それから2ヶ月後、
妻が美容室に行くと、開口一番にOさんが、
「毎日整骨院に通っているけど、まだ治らないんです・・・。
痛みが強くて・・・。」
と辛そうに話しました。
「このまま通い続けた方がいいのかなあ・・・。
しばらく治療おやすみしようかな・・・。」

 
妻が話を聞くとOさんは、通っている整骨院では、
痛む親指は触ってもらえず、電気治療と、
肩と腕のマッサージを繰り返し受けていたそうです。

 
いつもハツラツとしているOさんがあまりにも暗い表情なので、
妻が僕の治療を受けてみないかOさんに提案しました。

 
それからすぐにOさんが来られ、治療をすることになりました。
 
 
 
問診をするとOさんは半年前から、
お客さんのパーマを巻く際に左手の親指に痛みが出て、
仕事をするとズキズキとうずき、
毎日腱鞘炎の治療に通っても一向に良くならなかった、
と話してくれました。

パーマを巻く際に左手の親指
 
 
腱鞘炎は関節を動かすことにより、
腱と腱鞘が摩擦によって炎症を起こしていることが多く、
今回のOさんのような美容師といった、
手をよく使う職業の人がなりやすい症状です。

 
ただし今回の場合は、
腱鞘炎の治療に通っていて治っていないので、
原因が仕事ではなく、細菌やホルモンバランス、
手根骨や撓骨尺骨の歪みなど複数の、
可能性を視野に入れて診察に入りました。

 
 
今どのように動かすと痛いのか、
痛みの場所がどこなのか細かく尋ねると、

 
Oさんは、
「指を動かしたときにここが痛いです」
とピンポイントで教えてくれた場所が、
腱や腱鞘ではなく関節でした。

痛みの出ていた関節
 
 
関節部の健側と患側を見比べると、
患側の関節部が腫脹して炎症が出ていましたが、
それ以上に手首と親指の位置が内側に歪んでいました。

左前腕と母指が内旋の歪み
 
治療に通っているのにも関わらず痛みが消えなかった原因は、
Oさんの症状は腱鞘炎ではなく、
関節の歪みによる炎症だった
のです。

 
関節の治療と歪みを治せば痛みは消えると判断したので、
治療は指と腕を歪ませた筋肉の緊張を緩和させ、
まず橈骨と尺骨を健側と同じ位置に整体しました。

前腕の歪みをとる整体
 
腕の歪みがなくなった状態で、
もう一度親指の腫脹と歪みを健側と見比べながら、
母指の歪みを治しました。

母指の歪みをとる整体
 
 
整体後に腫脹が引き、運動痛をOさんに確認すると、
「だいぶマシです!」
と明るく答えてくれました。
ほとんどが痛みが消えていたので、
あとは歪みで負担がかかった筋肉と腱を緩和させました。

筋肉、腱のマッサージ
 
 
歪みの原因は仕事で腕を回内にした状態で、
過度な負担がかかったことによるものだったので、
普段してもらう予防の運動を伝え、
1週間後に痛みがどう変化したかの確認のため、
もう一度来院してもらうようにしました。

 
 
1週間後、仕事中の痛みはほとんどなくなっていましたが、
雑巾を絞る時に1度だけ痛みがでたそうなので、
もう一度整体と負担がかかって緊張している筋肉と腱を緩和させ、
さらに1週間様子を見て来院してもらうように伝えました。

 
次に来院された時は痛みが完全に出なくなっていたので、
今度もし痛みが出たら早めに診せてほしいと伝え治療を終えました。

 
 
 
今回、腱鞘炎ではなく関節の炎症と、
その周りの筋肉と腱の緊張が痛みを起こしていました。

 
患者さんが他の治療院に行っていて治らないと来院された場合や、
ずっと自院に通ってくれていてなかなか治らないという場合は、
ほとんどが今回のような診断の違いによるものです。

 
症状の出ている場所をピンポイントで把握することや、
細かく症状をチェックすると診断の間違いが格段に減ります。

 
患者さんは治らないまま治療に通い続けることを、
とても不安に思います。
そんな患者さんの不安と負担を少しでも減らせれるよう、
なるべく少ない通院日数で完治に導くように日々治療しています。

 
 
また違う記事で腱鞘炎やばね指の治し方を、
紹介させていただこうと思います。

 
治療の参考にしていただけるとうれしいです。
 
 
 
 
 
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